茗渓貿易 林さんの台湾物産店の特徴は…

「お茶は、生活に密着した日常のものである」をコンセプトに、おいしいお茶を気軽に召し上がっていただく事を目的としています。中国茶って、なんか難しそう…と構えずに、ごく普通に生活の中に溶け込ませたい。そうじゃなけりゃリラックスできないでしょ?ですから、当店では、「超」高級なお茶は基本的に扱っていません。本当に、毎日飲むためのお茶と、いいことがあった日や、うれしいお客様の来訪など、ちょっと特別な日に、もうちょっといいお茶にしようかな?というときのためのお茶をご用意しています。
でも、なあんだ、いいものじゃないのかって思わないで下さいね。価格は日常でも、品質は高級品なんですから。どうしてかって?それは…

1.裏技?

品評会で入賞レベルのお茶であっても、品評会に出した部分ではなく、「同じ日に、同じ畑で取れたけれど、品評会には出さなかった分」を入荷するようにしています。そうすれば同じ品質でも、ずっと安く手に入れられるからです。これは、通常のお茶屋さんでは少々難しい事かもしれません。生産地で育ち、生産者同士のつながりを持つ林店長だからできる裏技なのです。


2.仕入れ

お茶を直輸入しているショップはたくさんあるようですが、その多くが、台北などの都市や生産地のお茶屋さん・問屋さんから仕入れているようです。一方、当店では、生産している農家から直接入荷しています。



3.素性の明らかなお茶!?

このメリットは何でしょうか?一つは、流通コストの節約です。でも、一番のメリットは、「お茶の素性が明らか」ということです。
高山茶の場合、ラベルに阿里山と書いてあるものが非常に多くあります。なぜかというと、阿里山がいちばん有名な産地であるために、阿里山のご近所で生産されたものや、阿里山産の茶葉と他の産地の茶葉のブレンドは、阿里山という表記をしてしまう事があるからです。
また、問屋やお茶屋さんでは、茶葉のブレンドをする場合があります。味が良く出ている茶葉に、香りの厚実を加えたい場合など、より良い味を出すためのブレンドなら良いのですが、夏茶の品質をカバーするために、秋茶とブレンドしたり、製茶の工程でちょっと失敗かな?と思われたものに、他の茶葉をブレンドし、もう一度焙煎しなおす、ということもありうるそうです。
生産現場から、季節ごとに仕入れているため、当店のお茶には、上記のような心配がありません。


4.大陸産台湾茶の試み

当店は、台湾産高山茶を専門としています。時々、大陸産のお茶に関するお問合せをいただきますが、現在のところ、お取り扱いはございません。大陸産の各種の茶葉に関しては、生産技術や、農薬の使用など、品質に責任のもてないものが横行しており、これならばOKと思うものに出会えていない状況です。実は、林店長の実家では、台湾産の茶樹を福建省武夷山で栽培するという試みを続けていましたが、気候の問題や、大陸の製茶技術の問題、なによりも生産に携わる人の意識の問題などから、なかなか満足の行く茶葉ができない状況が続き、ついに撤退することとなりました。大陸で台湾並みの品質のお茶を作るには、まだまだ時間がかかりそうです。