No.9 野点をしてみました。
以前、日光の戦場が原に行った時に、ハイキングコースの途中のベンチに座って、ポットやら急須やらのお茶道具を広げて、ゆったりティータイムを楽しんでいるご夫婦を見掛けました。奇麗な自然の景色の中のお茶が、とっても気持ちよさそうで、いつか機会があったら、「野外でお茶」をしてみたいと思っていました。
…と、いうことで、今回は「花見でお茶」。
いつも当店のお茶を買って下さる近所の方々と
一緒に花見茶会を催しました。
場所:近くの桜の名所(田舎なので場所とりの心配ナシ)
用意したもの: ビニールシート、お茶道具一式、お弁当、
お茶請け、カセットコンロ、ケトル、ETC
(本当は煮湯器の方が風情があるのでしょうが、
家には電気式しかなかったので、カセットコンロにしました。)
お茶:海貝吐珠・高山茶(玉山・杉林渓・渓頭)
花見といえば、花よりだんごなので、まずお弁当で腹ごしらえをし、しばし卵焼きについての議論を戦わせた後、お茶会開始です。
最初に、海貝吐珠をガラスのティーポットで煎れ、花のように開く様子を楽しみました。
最近、中国茶ブームでTVなどで紹介される機会が多くなってきたので、知っている人もいましたが、実際に見るのは始めてという人もあり、中国茶の芸の細かさに、感心しきりでした。
その後、玉山・杉林渓・渓頭の三種類の高山茶を聞茶して楽しみました。
特に、渓頭高山茶(ミルクの香)は、「何の香か分かりますか?」という問いに、「甘い香だから…アイスクリーム」「なんだか、もったりと濃い香がする」「蛋白質系の濃さじゃない?」などなど、的を射つつもユニークな答えが返ってきました。
花の香の玉山・杉林渓は、なかなか見分けがつきませんが、左右に置いて、飲み比べてみると、それぞれに特徴があるのが分かります。
山の自然とはちょっと違いますが、天気のよい日に、花吹雪の下で頂くお茶は、茶の間のテーブルで入れたお茶とはまた違った味わいのあるものです。屋外の空気も清々しく、お茶の味を更に引き立たせてくれます。なにより、風にはらはらと落ちる花びらが、茶杯の中に一枚浮かんでいるなんて、とても風情があるでしょう?
桜の季節は、会場の確保が難しいし、騒がしいかもしれませんから、他の花や新緑の下で…というのも素敵ですね。皆様も、一度お試しあれ♪